UPENDOマネージャーにインタビューをしました!

このコーナーでご紹介している「UPENDO means love」のマネージャー、ドルテ・ダーヴィットセン・ランゴースさんにメールを通してお話をうかがいました。私たちがザンジバルにいたときにはお会いする機会がなかったのですが、デンマークからザンジバルへ渡り活動している彼女は忙しい中、私たちの質問にとても真剣に答えてくださいました。以下にインタビューの内容をお伝えします。

―ウペンドを始めたきっかけは何ですか?

私は、異教徒間の友好関係に尽力するためザンジバルに送られましたが、何をどうやって始めればいいのかわからずにいました。また、教会の女性たちからは裁縫を教えてほしいと言われていましたが、私は裁縫なんて全くできなかったんです!
そんなとき、一石二鳥のアイディアが浮かんだのです。
女性の権利を拡大し、異なる信仰を持つ人々の友好関係を強化する裁縫教育。
私たちは互いに敬遠するのではなく、この世界では協力していかなければいけません。ここザンジバルには、圧倒的多数のイスラム教徒と少数のキリスト教徒が暮らしています。橋渡しが必要だと感じたのです。

―ウペンドを始める前にも何かプロジェクトをしていたのですか?

いえ、ウペンドを始める前はデンマークで教職員教育を終えたところでした。

―どうして子供服を製品に選んだのですか?

子供服に需要があると思ったからです。現在では女性や、男性の服も制作していますよ。

―拠点をザンジバルに置いたのはなぜですか?

タンザニアの福音ルター派教会から「使節を送って欲しい」と頼まれた場所が、ここザンジバルだったからです。
デンマーク使節団は適任者を探すことに同意して、私と、私の夫に白羽の矢が立ったんです。でも「イスラム教徒とキリスト教徒の間に友好関係を築き、確固たるものにする」という任務をどう遂行するかは、私たち自身で考える必要がありました。
私は、主な焦点である権利拡大の形態をとれていることに大変満足しています。お互いが向き合えば、平和って自然と築かれるものなんです。

―ウペンドは始まって何年目ですか?

ウペンドは2005年7月に登録されて、2005年11月から縫製学校が始まっています。

―縫製学校ではどのくらいの期間でどんなことが学べるのですか?

生徒はタンザニアの公的機関、VETA(職業教育訓練公団)の過程を1年間で習得します。教えているのは裁縫の基礎です。
私たちはさらに上のレベルも教える予定なのですが、現在VETAが再編成をしているので、新しい制度ができるのを待っているところです。

―縫製学校の先生は、現地の女性なのですか?

はい、グレイスというタンザニアのプロの先生です。また、ウペンドの作業場の職人も全員、タンザニアかザンジバルの出身ですよ。

―ウペンドの活動の中で、もっとも難しいことは何ですか?

たくさんありますが、そのうちのひとつは製品を仕立てるのに充分な品質の布地を常に確保することです。とはいえ徐々に、ザンジバル人コミュニティやお客様、政府などからの厚意を授かるようになってきています。

―反対に、どんなときに幸せを感じますか?

大変だけれども楽しくて、とても意味のあることだから、仕事をしていて毎日幸せを感じています。
女性たちが一段と力を得たとき、例えば最初のドレスを縫ったときや、給料が支払われたときなどは、特に幸せを感じます。私たちの服を買ってくれたり、いろいろな面でサポートしてくれる人がいることも、私にとって喜びです。「よりよい世界に対する展望のもとで団結する」という理想を実現していることを感じます。

―スタッフたちの生活や考え方の変化について、エピソードがあれば教えてください。

私が見つけた変化は2つあります。
1つは、女性の権利拡大です。教育を受けているとき、彼女たちは誇らしそうにしています。職業をもち、そのうち何人かは収入を得ることで、彼女たちを「1人の人間」たらしめています。
もう1つは、異なる信仰を持つ人々の間の友好関係です。生徒たちの中で、始めのころはイスラム教徒やキリスト教徒の友人と隣り合って座るのは、ごく普通に見られました。でも、彼女たちが交わって一緒に学校から家へ帰るようになったのは、つい最近になってからです。
彼女たちの中には、これまで信仰の異なる人々のことを知らなかったし、信用していなかったという人もいます。でも今はお互いを理解し、好きになったと言っています。宗教が違うにもかかわらず、彼女たちはある共通した想いを持っています。それは、互いに向き合って、子どもたちの未来に対して同じような願いを持つ人間であることを理解しようという想いです。

―現地の人々はウペンドに対しどのような希望を持っていますか?

たくさんの生徒がここで仕事をしたいと思っています。けれども世間一般としては、ザンジバルがこの世界において、異なる宗教や異なる民族の人々が長い間平和に暮らしている見本となることを望んでいると思います。彼らは、自分たちが寛容で愛すべき国際的な人間だと認められることを願っています。

―最後に日本の皆さんへのメッセージをお願いします。

ザンジバルへ、そしてウペンドへ、どうぞお越しください!

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