結婚式 ザンジバル編 2

7日目(金曜日)、婚姻手続とマウリディ。
新婦の家は昼食に振舞うジュースやビリアニの準備で朝から大勢の人が集まり大賑わい。準備が終わると女性たちは中庭に集まり、何かを待っているようだった。というのも婚姻の保証人となる男性たちが白いカンズで正装をして集まり、別室で婚姻の手続きをしていたからだ。終わると用意したビリアニが振舞われた。5日目に買った牛は、このときのビリアニのためだったようだ。

夜はストーンタウン内の語学学校のホールで、預言者を讃えるマウリディがおこなわれた。マウリディのときはホールの床一面にゴザが引かれて、そこへ靴を脱いであがる。会場内はウディというお香が焚かれ、甘い香りが漂っている。ステージにはパーティーのときと同様デコレーションされたソファがあり、ステージを降りた脇にはカンズを着た男性と、クルアーン学校の生徒が合わせて20名ほど、列を作って座っている。生徒たちはみな、赤×白のいわゆるアフガンストールを頭に巻きつけている。

女性は足首丈のワンピースを着て頭をムタンディオ(ヒジャブ)で覆っている。親族以外の招待客はやはり女性ばかり。きれいな色の布で仕立てた服を着て集まった様子は、色とりどりの花が咲いたようで思わず見とれてしまう。親族の女性はお揃いの布で仕立てるのが好まれるようだ。会場に入ると、ソーダと軽食が配られる。

頃合いを見計らって、マウリディが始まった。ステージ前の男性の1人がマイクでリードし、生徒たちがそれを受けて体を一様に揺らしながら朗誦する。他の男性たちは大小の枠太鼓をもって異なるリズムを刻み、大きな1つのリズムを作っている。そのリズムの気持ちよさと、生徒たちの声と動作のかわいらしさに、初めて見たときは感動してしまった。演奏が始まると、招待客は待ってましたとばかりに立ち上がり、生徒と男性たちを囲んで踊る。朗誦が止むと席に着き、始まるとまた立ち上がる。その間、親族が招待客のひとりひとりの頭にバラ水を振りかけ、手の甲に香水をつけ、ジャスミンの花のブレスレットを配る。いい匂いに包まれて祝福の気持ちが一層高まった。

朗誦が終わり、新婦の母親の挨拶の後、青いドレスの新婦が入場し、続いてカンズと上着をつけた新郎が入場する。ステージに座った2人をヴィゲレゲレで祝福し、一緒に写真を撮る。この日は新郎と新婦が2人揃って人前に姿を見せ、結婚したことを報告する場でもあるのだ。全員が写真を撮り終わったころ、新郎新婦は手をつなぎ揃って退場し、会はお開きとなる。

興奮冷めやらぬ会場では踊り足りない若者が、DJのかけ始めた曲で踊りつづけていた。
次の日は披露宴。結婚式はまだまだ続く。(つづく)(C)

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