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SAUTI ZA BUSARA 2009 その2

前回に引き続き、今年の2/12~17にザンジバルで行われた音楽フェスティバルについて紹介します。(このフェスティバルは毎年この時期に行われ、アフリカ各国の音楽を紹介している催しです。)

今回は、ザンジバルのターラブの女王、Bi Kidudeの紹介です。ターラブの歴史を語る上で欠かす事のできないこの歌手は、推定90歳以上、2007年には来日して、素晴らしいコンサートを披露しました。

music-090709-1.jpg

このSAUTI ZA BUSARAの目玉とも言えるBi Kidudeのステージには、彼女を一目見ようと、カメラを構えた多くの人々が訪れました。昨年は、Culture Musical Clubとの共演でしたが、今年はMohamed Ilyasのグループとの共演でした。前半のMohamedの歌も甘い声で安定感のある素晴らしいステージだったのですが、後半からお客さんたちが待ちきれなくなって、そわそわし始め、当のMohamedも腕時計を眺めながら苦笑いをしたり、少し気の毒な感じでした。

そして、いよいよBi Kidudeの登場。昨年よりまた少し年をとったような感じで、いつまで元気で歌えるだろうか、と心配になるくらいでした。ところが、演奏が始まると、昨年と全く変わらぬ力強い歌声が響き、リズムも全く狂わず、「やはりこの人はすごい!!」と改めて思えるステージでした。
ただ、大事を取ってか、せっかく登場したのに一曲で退場してしまったのは少し残念でした。

少し物足りない気分で終わった彼女のステージには、おまけがありました。
オールドフォートでの最終日にトリで登場したグループ「Samba Mapangala & Orchestre Virunga」にゲストとして登場したのです。
このグループは正統派?のリンガラ音楽を演奏し、とても人気のあるグループのようでした。観客も一緒になって歌い踊って、フェスティバルの最後の夜を盛り上げていました。Bi Kidudeはゲストといってもおそらく役割は「ちょっと挨拶して、一節歌う」くらいのものだったのではないでしょうか。曲の合間に、ザンジバルの大物に対する敬意を表すような感じで紹介されました。

ところが・・・。

Bi Kidudeはマイクをしっかりと握り、アカペラで一曲歌い切りました。ものすごい迫力、存在感です。

そして、一曲終わった時、Bi Kidudeからマイクを返してもらおうとした人が手を伸ばすと、Bi Kidudeは、マイクを強く握り直し新しい歌を歌い始めたのです。マイクを取り返せなかった人は、困ったような顔をしていましたが、会場は大歓声です。「Bi Kidudeここに在り」誰もが、圧倒される力で歌い切りました。

そのあとは、今度こそはマイクを奪い返さなければと思ったのでしょう、もぎ取るようにしてマイクを受け取り、ステージは再び続けられました。

このグループのステージは何回ものアンコールを繰り返し、大歓声の中終了しましたが、私の記憶には、Bi Kidudeの凛とした姿と歌声がしっかりと焼き付けられました。

Bi Kidudeのようにあんなにしゃんと、90代を生きられる人はそんなに多くないかもしれません。贅沢をせず、歌に一生をかけ、時には奔放に生きているように思われがちですが、その表情は慈愛に満ちている、そんな人と同じ時代に生きていることに、とても幸せを感じます。

まだまだ、がんばって歌ってくださいね!!(Y)

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