Chamwino Ngoma Festival 2016 レポートその2

『リハーサル in バガモヨ』

2016年のチャムウィノ・ンゴマ・フェスティバルは、7月22日~24日に開催されました。
私たちはそれに先がけ、1週間前の7月16日にバガモヨ入りしました。

出迎えてくれたのは、連絡を取っていたサムエリ・マンドー(Samweli Mandoo)氏。
チャムウィノ村の近くにあるブギリ村出身のゴゴ人です。

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紫の衣装がマンドーさん

彼はブギリ村でもすでに素晴らしい演奏家でしたが、さらなる研鑽をつむため一念発起してバガモヨ芸術大学(Taasisi ya Sanaa na Utamaduni Bagamoyo, TaSUBa)に入学、卒業後は家族のいるブギリ村とバガモヨを拠点にして音楽活動を続けています。
教育熱心で、アイディアと工夫にあふれるアーティストです。
今回の私たちの出演は、彼が提案してくれて実現したことでした。

彼が探しておいてくれていた宿にチェックインし、まずは他の出演メンバーのいる芸術大学へ行くことにしました。
ところで私たちが演奏内容について事前に聞いていたのは、①ゴゴ人以外のメンバーが多いため、ゴゴオリジナルの音楽だけでなく、いろいろミックスしたものになるだろう、②メンバーにはダンサーもいるらしい、ということのみでした。

CDであるような、ゴゴの楽器や音階にギターやサックスなどの楽器が混ざる、コンテンポラリーな音楽になるのかな、その日までに練習ははじまっているということだったので、リンバ借りれるかな、曲目は何だろう、新しい曲だったら一週間で大変だけどがんばって練習しなければ・・・など考えながら大学へ向かいました。

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TaSUBaの看板

大学の構内にある石造りのミニステージへ着くと、何やら踊りの練習をしている人たちがいました。
「タンタラッタッタタタタタタタタンタン!」と口太鼓に合わせてのステップ練習。

観客席で見ているとステージから手招きされ、なぜか一緒にステップの練習がはじまりました。
ゴゴ人の音楽ではない、太鼓に合わせた慣れないハードなステップ!
後から気がつきましたが、これがフェスティバルに向けての練習のスタートだったのです。
リンバのことしか考えてなかった私たちには衝撃のスタートでした。

その日の練習はステップのみで、あとは今後の練習スケジュールを決めて、大学の講堂で翌日開催されるイベントのリハーサルを見学して終わりました。
その間、なんとなくお互い自己紹介して、やっとメンバーの一員になれたように感じました。

今回のフェスティバルに向けて特別に募って集まった、大学の先生、生徒、卒業生のチームは、ゴゴ人はマンドーさん一人で、あとは出身もバラバラ、プロフェッションもバラバラ。
ステップの練習で私たち同様に四苦八苦している人も中にはいて、少し安心したり・・・
そもそもなんでステップの練習なんだ、もしかしてリンバ弾く機会もなかったりして・・・
と、うれしいような不安なような到着初日でした。

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リハーサルを見学したイベントは翌日、本番も少し見せてもらいました。大盛り上がり!

バガモヨでの練習は、毎日16時から2時間と決まりました。
ちなみに当初、朝・夕2回の練習という案も出ましたが、結局一度も実現しませんでした。
翌日から、練習もさることながら、来たり来なかったりするメンバーがいたり、内容が固まらなかったりで私たちも混乱し、ケンケンガクガクの話し合いが毎日続きました。

感心したのは一人ひとりが意見を出し合い、すべてのことが文字通り話し合いで決まっていったこと。
できる人ができることをする。
最後には笑いが起こって終わる。
ゆっくりでなかなかイライラしましたが、日々、少しずつ納得のいく形になっていく感じでした。

そういうわけで演奏の内容は、
・ゴゴの楽器の演奏と踊りのコラボ
・ムヘメ(ゴゴの音楽で、女性が太鼓を足に挟んで叩きながら歌い踊る演目)
・タンザニアの他民族の踊りやステップを2、3種類
に決まりました。
まあミックスといえばミックス・・・?
リハーサルも通しでできるようになり、大学のお偉い先生にも見て講評をいただいたりして、何とか仕上がりました。

参加メンバーがなかなか確定しなかったのですが、それにはバス代の徴収がからんでいたようです。
結局、お金を払えた人が最終の参加メンバーとなりました。
その結果、一緒に練習していた人がメンバーからはずれたり、直前にメンバー入りした特別ゲストも生まれました。

人数が確定したところで、長距離バス乗り場までのミニバスチャーターの手配、長距離バスのチケットの手配、持っていく楽器、衣装の調達、当日の集合時間、寒さ対策の持ち物、などなど・・・
遠征の準備は前日までかかってやっとギリギリ整いました。

このように、バガモヨでの一週間バタバタが繰り広げられていましたが、練習以外のところでも私たちは食事の時間もままならないほどにハードスケジュールで動いていました。
本当に本当に充実した一週間でした。

出発する前に、次回はバガモヨ番外編としてそのあたりのお話をしようと思います。(C)


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