レミー・オンガラ

レミー・オンガラ(Remmy Ongala、2010年12月13日没)は「soukous」というジャンルの音楽を演奏する、タンザニアでも有名なミュージシャンだ。「soukous」とはリンガラ、あるいはコンゴ・ルンバのことで、バンドスタイルのダンスミュージックである。1947年コンゴ民主共和国(当時ザイール)生まれ、77年タンザニアへ移住している。

81年に登場した彼のバンド「スーパー・マティミラ」の音楽スタイルは「ウボンゴ(頭脳)」と呼ばれた。タンザニアのバンドは、しばしばその音楽スタイルがニックネームのようにつけられて親しまれる。

「ウボンゴ」には社会、政治的なメッセージを「意図」させる音楽スタイルという意味が込められている。このウボンゴという言葉は90年代に特にダルエスサラームで人気を得たタンザンアHIP-HOPの名前「ボンゴ・フレーバー」に用いられるきっかけともなった。

レミー自身、自分の音楽は踊るだけではなく考えさせる音楽だと語っており、その音楽スタイルから人々からは「ドクター・レミー」という愛称で呼ばれた。しばしばエリート層を批判する曲を歌い、一時は政府により移住権を剥奪されそうにもなったが、国際的な人気を得たことからついにはタンザニア国籍を獲得する。

もっとも有名な曲の1つ「Kifo(死)」では、死は非情であり誰にでも訪れるものであり、どんな裕福で偉い人でも死の時期を延ばすことはできないと歌っている。

1990年にはコンドームを靴下に例えた「mambo kwa soksi(靴下をはいてすること)」という曲がラジオタンザニアで放送禁止となったが、ライブ演奏やブラックマーケットのカセットによって、そのメッセージは広められた。

2010年12月にダルエスサラームで腎臓疾患のため亡くなり、葬儀には情報・文化・スポーツ大臣をはじめ多くの人が参列した。ジャカヤ・キクウェテ大統領も病床を見舞ったほどレミーの大ファンであり、訃報を受け「神のご加護のもと安らかにお休みください。私たちはずっと忘れません」と追悼の意を示した。



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