SAMWELI MANDOO

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Chamwino Ngoma Festival 2016 レポートその3

『バガモヨ番外編』

さて今回、チャムウィノ・ミュージック・フェスティバルのリハーサルのために訪れたバガモヨ。
1週間の滞在で、毎日2時間の練習を中心に一日はざっくり下記のような感じで過ぎていきました。

8時ごろ
起床。洗濯したり身支度して、チャイ(朝ごはん)に繰り出す。
せっかくなのでいろいろなお店を試したくてウロウロ。
仕上げにヨーグルトだけ飲みにお決まりの店へハシゴ。
 
10時ごろ
満腹でバタバタと宿に戻り、その日の予定に合わせて出かける。

14時ごろ
バタバタと宿に戻り、リンバを持ってリハーサルに出かける。
大学までの道のりでなんとか昼ごはんを済ませる。
フレッシュジュースをなんとか手に入れる。

15時ごろ
大学に到着。ケンケンガクガク。

18時ごろ
解散。メンバーの家に寄ったり、さらに用事を済ましたり、夜の街に繰り出したり。

すっかり深夜
宿に戻り、震えながら水浴びして、就寝。

旅先で、ゆっくり休む間もなく常に時間を気にしていた忙しさが伝わるでしょうか。
バタバタと、というところがポイントなのですが、
バガモヨという町はバスに乗るほどの広さはなく、移動手段は主に徒歩、自転車、バイクです。
私たちは緊急の場合こそバイクタクシー(ボダボダ)を使いましたが、基本は徒歩です。
目的地はおおむね徒歩20~30分圏内なので、どこかへ出かけるとまず移動だけで往復1時間程度かかります。

日によってはまったく正反対の方向へいく予定が2件あったりして、
私の場合は道も不慣れなので迷うことも多々あり、
そうなると目的地の滞在時間がどんどん限られてきます。
それでも練習に遅れるわけにはいかないし、予定は予定でこなしたい。
遅れた時間を取り戻すために移動が早歩きにならざるを得ず、
忙しい気分に拍車をかけるわけです。

さて、そこまでして詰め込んだ練習以外の予定とは・・・


その1 バガモヨ散歩

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バガモヨで出迎えてくれたマンドーさんのはからいにより、
バガモヨ初心者の私のためにバガモヨ散歩ツアーが催行されました。
大学の構内を突っ切って海岸へ出て、そのまま海岸沿いに砂浜を歩き、フィッシュマーケットへ。
そこで折れて旧市街へ入り、ぐるっと歩いて戻ってくるという内容。
歩きながら日本でのライブ音源を聴いてもらったり、私が知っている歌のレパートリーを披露したり、一緒に歌ったり、途中でメンバーの1人が合流して他愛もない話をしたりしました。
その時は、わざわざ待ち合わせて散歩って・・・と思いながらしぶしぶ付いていきましたが、
今振り返ってみるとおそらく、すべてがチンプンカンプンだった私の緊張をほぐすため、
あるいは得体の知れない私を理解するためのマンドーさんのはからいだったのだと思います。
わかりあうには散歩が一番、かもしれません?


その2 レコーディング見学

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これもマンドーさんが退屈であろう私のために、制作中のCDのレコーディング風景を見学させてくれました。
スタジオは、なんと大学近くの学生寮(平屋)の一室。
そしてエンジニアは、その部屋の住人で学生代表をつとめるバラカという男の子でした。
部屋の中に装備された音響の電源を入れ、ドアをしめて、ベッドに腰掛けてレコーディング。
見学した日はリンバのインストの録音のみでしたが、レコーディング済みのトラックも聴かせてもらいました。
これがここで録られていると思うと、なんとなく笑えるような、愛おしいような気持ちになりました。


その3 レコーディングに参加!

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レコーディングを見学した翌日、
マンドーさんからリンバのインストに単純な歌を入れたいから歌ってみないか、というお誘いをもらいました。
おもしろそう!と食いつき、さっそく歌の練習がスタート。
人の少ない海岸へ出て、ゴゴ語の歌を教えてもらいます。
Lwimbo lwanyemile、歌が私を引き寄せる、という歌詞。
3人で息を合わせてきれいなハーモニーになるまで練習しました。
そのあとも思い出せば道々で口ずさんで練習を続けました。

日をあらため、いざレコーディング本番です。
ヘッドホンから流れてくるリンバと声に合わせて、ひとりひとり自分の声を重ねていく作業の繰り返し。
・・・これが、ものすごく難しい!!!
顔が見えないので歌いだしのタイミングがまったく測れません。
パソコンの画面に出ている波長のギザギザを見ながら予測して歌うことになりましたが、
どうしても焦って入って声がおかしくなったり、遅れたり・・・全員がミステイク連発でした。
結局、いろいろあって実際のトラックに入るかどうかは検討中のようですが、
貴重な経験ができたし面白かったのでまあ良しとします。

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さて、上の写真で歌っている男性は、ザウォセ家のダンフォード・ザウォセ氏、通称ダニーです。
ダニーとマンドーさんは同じブギリ村出身のゴゴ人で、なんと同級生なんだそうです。
(私の呼び方に隔たりがあるのですが、そこはご了承ください)
ダニーはその場の流れでレコーディングに参加したのですが、
私は彼からチリンバのレッスンも受けていました。


その4 リンバのレッスン

ダニーの家までレッスンに通ったのですが、
これが宿を中心にすると大学とはまったく正反対の方向にあります。
しかも結構遠いのです。
ある日にいたっては、
10時にバラカの部屋でレコーディング関係
13時からダニーの家でレッスン
15時半からリハーサル
という濃密スケジュールでした。
そのせいもあってレッスンは3日きりで教わったのはほぼ1曲という結果でしたが、
その1曲がとても良い曲だったので、教えてもらえて大満足です。

ダニーは急きょ音楽祭にも一緒に出演することになり、レコーディングのあった同じ日、最終リハーサルに参加しました。
マンドーさんの他にゴゴ人がもう1人増えて、ゴゴ色が強くなり私たちも大喜びです。
そんなこんなで他にも、突然の来客があったり、衣装の買い出しに奔走したり、
想定外のことも多々ありバタバタと1週間が過ぎていきました。

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練習の帰り道の一枚。こんな道を歌ったり踊ったり復習しながら帰りました。
さてさて、次はようやく音楽祭へ出発の日です。(C)


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今日のタバサム

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銀行の前でオーダーメイドっぽい自転車置き場を発見!(C)
お客様各位
自転車はここへ駐輪してください
そしてしっかりと施錠してください



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Chamwino Ngoma Festival 2016 レポートその2

『リハーサル in バガモヨ』

2016年のチャムウィノ・ンゴマ・フェスティバルは、7月22日~24日に開催されました。
私たちはそれに先がけ、1週間前の7月16日にバガモヨ入りしました。

出迎えてくれたのは、連絡を取っていたサムエリ・マンドー(Samweli Mandoo)氏。
チャムウィノ村の近くにあるブギリ村出身のゴゴ人です。

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紫の衣装がマンドーさん

彼はブギリ村でもすでに素晴らしい演奏家でしたが、さらなる研鑽をつむため一念発起してバガモヨ芸術大学(Taasisi ya Sanaa na Utamaduni Bagamoyo, TaSUBa)に入学、卒業後は家族のいるブギリ村とバガモヨを拠点にして音楽活動を続けています。
教育熱心で、アイディアと工夫にあふれるアーティストです。
今回の私たちの出演は、彼が提案してくれて実現したことでした。

彼が探しておいてくれていた宿にチェックインし、まずは他の出演メンバーのいる芸術大学へ行くことにしました。
ところで私たちが演奏内容について事前に聞いていたのは、①ゴゴ人以外のメンバーが多いため、ゴゴオリジナルの音楽だけでなく、いろいろミックスしたものになるだろう、②メンバーにはダンサーもいるらしい、ということのみでした。

CDであるような、ゴゴの楽器や音階にギターやサックスなどの楽器が混ざる、コンテンポラリーな音楽になるのかな、その日までに練習ははじまっているということだったので、リンバ借りれるかな、曲目は何だろう、新しい曲だったら一週間で大変だけどがんばって練習しなければ・・・など考えながら大学へ向かいました。

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TaSUBaの看板

大学の構内にある石造りのミニステージへ着くと、何やら踊りの練習をしている人たちがいました。
「タンタラッタッタタタタタタタタンタン!」と口太鼓に合わせてのステップ練習。

観客席で見ているとステージから手招きされ、なぜか一緒にステップの練習がはじまりました。
ゴゴ人の音楽ではない、太鼓に合わせた慣れないハードなステップ!
後から気がつきましたが、これがフェスティバルに向けての練習のスタートだったのです。
リンバのことしか考えてなかった私たちには衝撃のスタートでした。

その日の練習はステップのみで、あとは今後の練習スケジュールを決めて、大学の講堂で翌日開催されるイベントのリハーサルを見学して終わりました。
その間、なんとなくお互い自己紹介して、やっとメンバーの一員になれたように感じました。

今回のフェスティバルに向けて特別に募って集まった、大学の先生、生徒、卒業生のチームは、ゴゴ人はマンドーさん一人で、あとは出身もバラバラ、プロフェッションもバラバラ。
ステップの練習で私たち同様に四苦八苦している人も中にはいて、少し安心したり・・・
そもそもなんでステップの練習なんだ、もしかしてリンバ弾く機会もなかったりして・・・
と、うれしいような不安なような到着初日でした。

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リハーサルを見学したイベントは翌日、本番も少し見せてもらいました。大盛り上がり!

バガモヨでの練習は、毎日16時から2時間と決まりました。
ちなみに当初、朝・夕2回の練習という案も出ましたが、結局一度も実現しませんでした。
翌日から、練習もさることながら、来たり来なかったりするメンバーがいたり、内容が固まらなかったりで私たちも混乱し、ケンケンガクガクの話し合いが毎日続きました。

感心したのは一人ひとりが意見を出し合い、すべてのことが文字通り話し合いで決まっていったこと。
できる人ができることをする。
最後には笑いが起こって終わる。
ゆっくりでなかなかイライラしましたが、日々、少しずつ納得のいく形になっていく感じでした。

そういうわけで演奏の内容は、
・ゴゴの楽器の演奏と踊りのコラボ
・ムヘメ(ゴゴの音楽で、女性が太鼓を足に挟んで叩きながら歌い踊る演目)
・タンザニアの他民族の踊りやステップを2、3種類
に決まりました。
まあミックスといえばミックス・・・?
リハーサルも通しでできるようになり、大学のお偉い先生にも見て講評をいただいたりして、何とか仕上がりました。

参加メンバーがなかなか確定しなかったのですが、それにはバス代の徴収がからんでいたようです。
結局、お金を払えた人が最終の参加メンバーとなりました。
その結果、一緒に練習していた人がメンバーからはずれたり、直前にメンバー入りした特別ゲストも生まれました。

人数が確定したところで、長距離バス乗り場までのミニバスチャーターの手配、長距離バスのチケットの手配、持っていく楽器、衣装の調達、当日の集合時間、寒さ対策の持ち物、などなど・・・
遠征の準備は前日までかかってやっとギリギリ整いました。

このように、バガモヨでの一週間バタバタが繰り広げられていましたが、練習以外のところでも私たちは食事の時間もままならないほどにハードスケジュールで動いていました。
本当に本当に充実した一週間でした。

出発する前に、次回はバガモヨ番外編としてそのあたりのお話をしようと思います。(C)


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