Ubuyu ウブユ



ザンジバル島でよく食べられているこの食べ物、何だと思いますか?

正解は、バオバブの実。
写真のウブユ(ubuyu)は、バオバブの実を甘く炊いて赤く色づけたもので、特に女性や子どもに大人気のおやつです。
ハート型の種の周りに落雁のような食感の実が付いていて、口の中で溶かして食べます。
甘酸っぱくて、少しピリッと辛味もある独特な味で、食べはじめると止まらなくなります。

ところがザンジバル島には、バオバブの木を見ることはほとんどありません。
ウブユの材料は、タンザニアの内陸部から運ばれてきます。私の訪れたドドマの村でも、バオバブの実を集めて大きな袋に詰め、出荷している姿が見られました。
ドドマでもバオバブの実は子どもの大好きなおやつですが、ザンジバルのように味付けはせず、そのままの真っ白な実を食べます。
そのままの実は、ザンジバルのものより酸味が強く、口溶けがよく、これもまた食べだすと止まりません。

ザンジバルのウブユの味付けは、スパイスの好きなザンジバルならでは。
みんなでウブユを分け合って、指や舌が真っ赤になるまで食べたことは、ザンジバルの日常ののんびりとした思い出のひとつです。(C)

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Chamwino Ngoma Festival 2016 レポートその6

7月24日。
チャムウィノ・ンゴマ・フェスティバルの最終日です。
チームバガモヨのメンバーは朝から元気です。

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宿泊している家のポーチでテンション高めに踊っております。
(ブレブレですみません)
さて、朝起きると出演者たちは、会場へ朝食をもらいに行きます。

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毎食、毎食、長蛇の列!
そしてすごい数の食器。
台の上の特大ポリバケツの中には、朝食のマンダジが入っています。
そしてこれまた大量のチャイ。
なくなると、調理場から次のポリバケツやポットが運ばれてくるというしくみです。

次の写真はお昼ごはんの一例です。

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ピラウ、白ごはん、ムチュジ、バナナと肉。
この米の量!
これが全員に行きわたることを考えると、超豪華です。
お腹いっぱい食べました。

超豪華ごはんですから、もちろん村の子どもたちも食べたくて寄ってくるわけです。
出演者たちの中には、ある程度食べたら子どもたちに残りを分けてあげる人もいました。
「食べ終わったらお皿はあそこに返すんだよ」

そういう人たちです。
がっついて食べきった自分がすこし恥ずかしくなりましたが、
私にとってもタンザニアで食べる貴重な一食だったということで・・・。

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朝昼晩と、ごはんを提供してくれている裏舞台をのぞいてみました。

特大なべ、大量の薪とポリバケツ。
うーん、すごい。ただただ、尊敬しました。
おいしいごはんを毎回大量に作ってくださり、どうもありがとうございます。

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ところ変わってこちらは、会場のすみで物販をしていたお二人です。
お手製のムヘメ、リンバ、ゼゼを売っていました。
来賓の方を中心にいくらか売れていたみたいで、よかったよかった。

会場には他にも、
サトウキビやお手製ジュース、スナックなどを持ち込んで販売している地元の人たちがいました。
うん、フェスっぽい。
品揃えが実に村のフェスっぽかったと、思い返しています。

・・・と、これでチャムウィノ・ンゴマ・フェスティバルの様子が少しは伝わりましたでしょうか。
タンザニアのメンバーとみっちり向き合い、
フェスティバルにどっぷり参加させてもらえたことは、
本当に貴重な経験になりました。
関係者の皆さんどうもありがとう!!

最後に、チームバガモヨ(Mandoo Band)
撮影班のアンドリューが作成してくれたドキュメンタリービデオで、
私たちの演奏も含めて珍道中の様子を見ていただけたらと思います。(C)



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Chamwino Ngoma Festival 2016 レポートその5

一夜明け、7月23日。
さ、さ、寒い・・・

朝ごはんを食べに会場に行くと、ステージがこんな感じにできあがっていました。
広場の真ん中にぽつんと設置されたテント。

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このときになっても、何がどう執り行われるのかさっぱりわからなかったのですが、
メンバーの一人がプログラムを入手していたので見せてもらいました。
これは23日のプログラム。

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・・・読みにくい。
何とか解読した結果、私たちの出番は最終日24日の閉会セレモニーということがわかりました。
ということで、それまではフェスティバルを楽しむことに専念しました。

諸事情により実際は大幅なプログラム変更がありましたが、ステージは演目ごとに分けて行われました。
いくつかの演目で演奏するグループは、衣装や楽器を替えてその都度待機することになります。
まずはムヘメの部からスタート。女性が叩く太鼓です。

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 ムサンガ村のNyota Njema。

 同じくムサンガ村のNdagwa。
 1人の女の子が来賓の前で堂々とリードを取る演出に、観客大ウケ。

 ムヘメの部の最後はンザリ村のNyatiによる演奏でした。
 小芝居の入った演出で、またまた観客大ウケ。

朝は寒くて震えていたのに、このころには日射しが強くて炎天下のステージを立って見ていることがたまらなくなってきました。
そんなことお構いなしにステージでは、午後からの予定だったマスンビの部が繰り上げスタート。
リンバやゼゼなどの楽器のアンサンブルです。

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 青い衣装がとってもきれいに映えていました。
 
 主に男性陣が楽器を演奏し、女性陣が踊ります。

マスンビの部が終わり、昼ごはんの後は開会セレモニーかと思いきや、これがなかなか始まりません。
私たちは木陰で休んだり、ジュース飲んだり、友達と遊んだりしていましたが、
ステージ脇は開会セレモニーで演奏するグループが炎天下を待機しつづけていました。
そろそろグッタリしはじめたころ、会場に一台の車が突入してきました。

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・・・どうやら来賓の到着待ちだったようです。
さすがに閉口しましたが、来賓をたたえるために先生たちのグループの出番です。
気を取り直してステージへ。

 アナスタジア・ワンブラ情報文化スポーツ青年大臣を歓迎しています。
 ※途中でiPhoneがメモリオーバーになり古いカメラに切り替えたため、そこから画質と音質が悪くなっていますがご了承ください。

この後は自分たちの練習のために宿舎に戻り、夜はバーでビールを飲んで一日を終えました。
明日はいよいよ本番です!(C)


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Chamwino Ngoma Festival 2016 レポートその4

『チャムウィノ村へ!』

さて、ついに出発の朝が来ました。

集合時刻、6:00AM。
ほぼ真っ暗の早朝でしたが、奇跡的にトラブルなく全員集合しました。
ドドマの寒さに備えてみんな重装備でおもしろい。

まずはチャーターしていたダラダラに楽器ともども乗り込みます。
このダラダラで、長距離バスの停まるムランディズィまで行きます。

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ギュウギュウの状態で約1時間、
ダラダラのドライバーと道中すったもんだありましたが、これはお約束。
ムランディズィのバス乗り場に到着しました。

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ムランディズィでドドマ行きの長距離バス、その名も「SHUKURANI(シュクラニ)」が来るのを待ちます。
バス会社はいろいろありますが、シュクラニは比較的リーズナブルでゴゴ人メンバーの御用達です。
メンバーはそれぞれ朝ごはん食べたり、コーヒー飲んだり、チリンバ弾いたりして待ちました。
バスは渋滞につかまった様子で、待つこと、約2時間・・・。

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来た!青い車体のシュクラニ!文字通り、待ってました!
これに乗って、チャムウィノ村の手前にあるブギリ村まで向かいます。
ちなみにGoogle によると、所要時間は5時間20分。
バスが来た時点で9時ぐらいだったので、予定到着時刻は14時半ごろとなります。
暗くなる前に到着できるといいな、と思いながら出発しました。

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バスからの景色です。
バスは、ズドーンと続く一本道を順調に飛ばしていました。
休憩地点のモロゴロに着き、トイレ&お昼ごはん調達を済ませるあたりまでは・・・

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休憩を終えモロゴロを出ると、幾度となくスピードダウンするバス。
しまいには、停留所でもないのに野っ原で停まってしまいました。
タンザニアでよくあるバスの故障・・・ではなく、他の車も列を作って停車している様子です。

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実はこのとき、向かう先のチャムウィノ村にはタンザニア大統領がいたようです。
なんと、チャムウィノ村には大統領官邸があります。
その関係で、政府関係者の車を優先して通行させるよう、
私たち一般市民は路肩に寄って彼らが通り過ぎるのを待たなければならなかったのでした。
そんな訳で、バスを降りて付近を散策タイムです。
こういうときでも、仲間がいると楽しく過ごせてしまいます。

どうにかこうにか、ブギリ村に着いたのが午後5時ごろ。
ブギリ村は、ゴゴ人メンバーのマンドーさんとダニーの自宅がある場所です。
マンドーさんは少し離れた自宅へ荷物を取りに行き、
私たちはバス乗り場に近いダニーの自宅へ休憩がてらご挨拶に立ち寄りました。
そして、午後6時ごろ、またダラダラに荷物を積み込み、最終目的地チャムウィノ村へ出発。

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バガモヨを出発してから実に12時間が経過し、
さすがに皆さん少しお疲れのご様子・・・。

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すっかり夕暮れでしたが、無事、チャムウィノ村の会場に到着しました。
ちなみにダラダラのドライバーの情報によると、
会場は例年、大統領官邸のすぐそばのステージなのですが、
今年は大統領がいる関係で音を出してはいけないということになり、
急きょ会場を変えたらしい、ということでした。
ここでも大統領ハプニングが起こっていたようです。

新たな会場となった広場はステージがロープで区切られただけの状態でしたが、
参加グループの人たちがすでにたくさん到着していました。
バスから降りると実行委員の方々が出迎えてくださり、そのまま受付を済ませると、
用意された宿泊所へ案内してくださいました。

会場から徒歩5分ほどの宿泊所は、
私たちだけに割り当てられた4部屋ほどの大きな一軒家でした。
おそらく誰かが賃貸用に建てた家なのでしょう。
家財道具は一切ありませんが、水だけは用意されていました。
そう、覚悟はしていましたが、コンクリートの地べたに雑魚寝決定です。

荷物を置いて、会場でふるまわれる夕食を食べに戻ります。
すでに日が落ちて真っ暗でしたが、
メンバーそれぞれ知った顔に会って、再会をよろこぶ場面もありました。
私たちもライト片手に探し回り、2009年から演奏を教えてもらっている
ンザリ村の先生たちのグループに再会しました。
同じステージに立つという、当時は思いもしなかった形で会えたことに感激しました。

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夕食後は、メンバーの悲願「ドドマでブタを喰らう」を求めて徘徊にでかけました。
結局この日はブタは諦めたのですが、真っ暗な中で肉を焼くお店と、
爆音の音楽が鳴る中、周辺で地酒を飲む村の人たちとの会話を楽しみ、
この旅の一日目は幕を閉じたのでした。(C)

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Chamwino Ngoma Festival 2016 レポートその3

『バガモヨ番外編』

さて今回、チャムウィノ・ミュージック・フェスティバルのリハーサルのために訪れたバガモヨ。
1週間の滞在で、毎日2時間の練習を中心に一日はざっくり下記のような感じで過ぎていきました。

8時ごろ
起床。洗濯したり身支度して、チャイ(朝ごはん)に繰り出す。
せっかくなのでいろいろなお店を試したくてウロウロ。
仕上げにヨーグルトだけ飲みにお決まりの店へハシゴ。
 
10時ごろ
満腹でバタバタと宿に戻り、その日の予定に合わせて出かける。

14時ごろ
バタバタと宿に戻り、リンバを持ってリハーサルに出かける。
大学までの道のりでなんとか昼ごはんを済ませる。
フレッシュジュースをなんとか手に入れる。

15時ごろ
大学に到着。ケンケンガクガク。

18時ごろ
解散。メンバーの家に寄ったり、さらに用事を済ましたり、夜の街に繰り出したり。

すっかり深夜
宿に戻り、震えながら水浴びして、就寝。

旅先で、ゆっくり休む間もなく常に時間を気にしていた忙しさが伝わるでしょうか。
バタバタと、というところがポイントなのですが、
バガモヨという町はバスに乗るほどの広さはなく、移動手段は主に徒歩、自転車、バイクです。
私たちは緊急の場合こそバイクタクシー(ボダボダ)を使いましたが、基本は徒歩です。
目的地はおおむね徒歩20~30分圏内なので、どこかへ出かけるとまず移動だけで往復1時間程度かかります。

日によってはまったく正反対の方向へいく予定が2件あったりして、
私の場合は道も不慣れなので迷うことも多々あり、
そうなると目的地の滞在時間がどんどん限られてきます。
それでも練習に遅れるわけにはいかないし、予定は予定でこなしたい。
遅れた時間を取り戻すために移動が早歩きにならざるを得ず、
忙しい気分に拍車をかけるわけです。

さて、そこまでして詰め込んだ練習以外の予定とは・・・


その1 バガモヨ散歩

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バガモヨで出迎えてくれたマンドーさんのはからいにより、
バガモヨ初心者の私のためにバガモヨ散歩ツアーが催行されました。
大学の構内を突っ切って海岸へ出て、そのまま海岸沿いに砂浜を歩き、フィッシュマーケットへ。
そこで折れて旧市街へ入り、ぐるっと歩いて戻ってくるという内容。
歩きながら日本でのライブ音源を聴いてもらったり、私が知っている歌のレパートリーを披露したり、一緒に歌ったり、途中でメンバーの1人が合流して他愛もない話をしたりしました。
その時は、わざわざ待ち合わせて散歩って・・・と思いながらしぶしぶ付いていきましたが、
今振り返ってみるとおそらく、すべてがチンプンカンプンだった私の緊張をほぐすため、
あるいは得体の知れない私を理解するためのマンドーさんのはからいだったのだと思います。
わかりあうには散歩が一番、かもしれません?


その2 レコーディング見学

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これもマンドーさんが退屈であろう私のために、制作中のCDのレコーディング風景を見学させてくれました。
スタジオは、なんと大学近くの学生寮(平屋)の一室。
そしてエンジニアは、その部屋の住人で学生代表をつとめるバラカという男の子でした。
部屋の中に装備された音響の電源を入れ、ドアをしめて、ベッドに腰掛けてレコーディング。
見学した日はリンバのインストの録音のみでしたが、レコーディング済みのトラックも聴かせてもらいました。
これがここで録られていると思うと、なんとなく笑えるような、愛おしいような気持ちになりました。


その3 レコーディングに参加!

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レコーディングを見学した翌日、
マンドーさんからリンバのインストに単純な歌を入れたいから歌ってみないか、というお誘いをもらいました。
おもしろそう!と食いつき、さっそく歌の練習がスタート。
人の少ない海岸へ出て、ゴゴ語の歌を教えてもらいます。
Lwimbo lwanyemile、歌が私を引き寄せる、という歌詞。
3人で息を合わせてきれいなハーモニーになるまで練習しました。
そのあとも思い出せば道々で口ずさんで練習を続けました。

日をあらため、いざレコーディング本番です。
ヘッドホンから流れてくるリンバと声に合わせて、ひとりひとり自分の声を重ねていく作業の繰り返し。
・・・これが、ものすごく難しい!!!
顔が見えないので歌いだしのタイミングがまったく測れません。
パソコンの画面に出ている波長のギザギザを見ながら予測して歌うことになりましたが、
どうしても焦って入って声がおかしくなったり、遅れたり・・・全員がミステイク連発でした。
結局、いろいろあって実際のトラックに入るかどうかは検討中のようですが、
貴重な経験ができたし面白かったのでまあ良しとします。

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さて、上の写真で歌っている男性は、ザウォセ家のダンフォード・ザウォセ氏、通称ダニーです。
ダニーとマンドーさんは同じブギリ村出身のゴゴ人で、なんと同級生なんだそうです。
(私の呼び方に隔たりがあるのですが、そこはご了承ください)
ダニーはその場の流れでレコーディングに参加したのですが、
私は彼からチリンバのレッスンも受けていました。


その4 リンバのレッスン

ダニーの家までレッスンに通ったのですが、
これが宿を中心にすると大学とはまったく正反対の方向にあります。
しかも結構遠いのです。
ある日にいたっては、
10時にバラカの部屋でレコーディング関係
13時からダニーの家でレッスン
15時半からリハーサル
という濃密スケジュールでした。
そのせいもあってレッスンは3日きりで教わったのはほぼ1曲という結果でしたが、
その1曲がとても良い曲だったので、教えてもらえて大満足です。

ダニーは急きょ音楽祭にも一緒に出演することになり、レコーディングのあった同じ日、最終リハーサルに参加しました。
マンドーさんの他にゴゴ人がもう1人増えて、ゴゴ色が強くなり私たちも大喜びです。
そんなこんなで他にも、突然の来客があったり、衣装の買い出しに奔走したり、
想定外のことも多々ありバタバタと1週間が過ぎていきました。

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練習の帰り道の一枚。こんな道を歌ったり踊ったり復習しながら帰りました。
さてさて、次はようやく音楽祭へ出発の日です。(C)


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Chamwino Ngoma Festival 2016 レポートその2

『リハーサル in バガモヨ』

2016年のチャムウィノ・ンゴマ・フェスティバルは、7月22日~24日に開催されました。
私たちはそれに先がけ、1週間前の7月16日にバガモヨ入りしました。

出迎えてくれたのは、連絡を取っていたサムエリ・マンドー(Samweli Mandoo)氏。
チャムウィノ村の近くにあるブギリ村出身のゴゴ人です。

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紫の衣装がマンドーさん

彼はブギリ村でもすでに素晴らしい演奏家でしたが、さらなる研鑽をつむため一念発起してバガモヨ芸術大学(Taasisi ya Sanaa na Utamaduni Bagamoyo, TaSUBa)に入学、卒業後は家族のいるブギリ村とバガモヨを拠点にして音楽活動を続けています。
教育熱心で、アイディアと工夫にあふれるアーティストです。
今回の私たちの出演は、彼が提案してくれて実現したことでした。

彼が探しておいてくれていた宿にチェックインし、まずは他の出演メンバーのいる芸術大学へ行くことにしました。
ところで私たちが演奏内容について事前に聞いていたのは、①ゴゴ人以外のメンバーが多いため、ゴゴオリジナルの音楽だけでなく、いろいろミックスしたものになるだろう、②メンバーにはダンサーもいるらしい、ということのみでした。

CDであるような、ゴゴの楽器や音階にギターやサックスなどの楽器が混ざる、コンテンポラリーな音楽になるのかな、その日までに練習ははじまっているということだったので、リンバ借りれるかな、曲目は何だろう、新しい曲だったら一週間で大変だけどがんばって練習しなければ・・・など考えながら大学へ向かいました。

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TaSUBaの看板

大学の構内にある石造りのミニステージへ着くと、何やら踊りの練習をしている人たちがいました。
「タンタラッタッタタタタタタタタンタン!」と口太鼓に合わせてのステップ練習。

観客席で見ているとステージから手招きされ、なぜか一緒にステップの練習がはじまりました。
ゴゴ人の音楽ではない、太鼓に合わせた慣れないハードなステップ!
後から気がつきましたが、これがフェスティバルに向けての練習のスタートだったのです。
リンバのことしか考えてなかった私たちには衝撃のスタートでした。

その日の練習はステップのみで、あとは今後の練習スケジュールを決めて、大学の講堂で翌日開催されるイベントのリハーサルを見学して終わりました。
その間、なんとなくお互い自己紹介して、やっとメンバーの一員になれたように感じました。

今回のフェスティバルに向けて特別に募って集まった、大学の先生、生徒、卒業生のチームは、ゴゴ人はマンドーさん一人で、あとは出身もバラバラ、プロフェッションもバラバラ。
ステップの練習で私たち同様に四苦八苦している人も中にはいて、少し安心したり・・・
そもそもなんでステップの練習なんだ、もしかしてリンバ弾く機会もなかったりして・・・
と、うれしいような不安なような到着初日でした。

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リハーサルを見学したイベントは翌日、本番も少し見せてもらいました。大盛り上がり!

バガモヨでの練習は、毎日16時から2時間と決まりました。
ちなみに当初、朝・夕2回の練習という案も出ましたが、結局一度も実現しませんでした。
翌日から、練習もさることながら、来たり来なかったりするメンバーがいたり、内容が固まらなかったりで私たちも混乱し、ケンケンガクガクの話し合いが毎日続きました。

感心したのは一人ひとりが意見を出し合い、すべてのことが文字通り話し合いで決まっていったこと。
できる人ができることをする。
最後には笑いが起こって終わる。
ゆっくりでなかなかイライラしましたが、日々、少しずつ納得のいく形になっていく感じでした。

そういうわけで演奏の内容は、
・ゴゴの楽器の演奏と踊りのコラボ
・ムヘメ(ゴゴの音楽で、女性が太鼓を足に挟んで叩きながら歌い踊る演目)
・タンザニアの他民族の踊りやステップを2、3種類
に決まりました。
まあミックスといえばミックス・・・?
リハーサルも通しでできるようになり、大学のお偉い先生にも見て講評をいただいたりして、何とか仕上がりました。

参加メンバーがなかなか確定しなかったのですが、それにはバス代の徴収がからんでいたようです。
結局、お金を払えた人が最終の参加メンバーとなりました。
その結果、一緒に練習していた人がメンバーからはずれたり、直前にメンバー入りした特別ゲストも生まれました。

人数が確定したところで、長距離バス乗り場までのミニバスチャーターの手配、長距離バスのチケットの手配、持っていく楽器、衣装の調達、当日の集合時間、寒さ対策の持ち物、などなど・・・
遠征の準備は前日までかかってやっとギリギリ整いました。

このように、バガモヨでの一週間バタバタが繰り広げられていましたが、練習以外のところでも私たちは食事の時間もままならないほどにハードスケジュールで動いていました。
本当に本当に充実した一週間でした。

出発する前に、次回はバガモヨ番外編としてそのあたりのお話をしようと思います。(C)


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Chamwino Ngoma Festival 2016 レポートその1

2016年のタンザニア渡航の主な目的は、ドドマのチャムウィノ村で開催されている
「チャムウィノ・ンゴマ・フェスティバル(Chamwino Ngoma Festival)」に参加することでした。

出演することだけは決まっていましたが、どんな形態で、何を演奏するのかは日本を出発するまで結局わからずじまい。
とにかく現地へと出発したのですが、そんな感じで始まった珍道中の模様を少しずつレポートしていきます!

ところでチャムウィノ・ンゴマ・フェスティバルって何?とお思いの方へ、
主催団体である「チャムウィノ・アーツ・センター(Chamwino Arts Center, CAC)」のホームページ(http://www.chamwinoarts.org/)より、フェスティバルの概要をまずはご覧ください。(一部意訳および省略しています)

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ワゴゴ・ミュージック・フェスティバル(現在のチャムウィノ・ンゴマ・フェスティバル)は、2005年からチャムウィノ村で開催されている、ゴゴ人のンゴマ(ンゴマとは音楽、太鼓、ダンス、ストーリーテリングなどを指す言葉)のお祭りです。
2005年はJuhudi、New Pendo、Nyota、Yeriko、Yerusalemuの5つのグループが参加し、第一回が始まりました。

フェスティバルは年々注目を浴び、パフォーマンスの質も向上しています。
フェスティバルで演奏するために各グループはチャムウィノ・アーツ・センターに申請書を提出し、オーディションを受けています。
また、グループ数が少ない村や町のグループ、さまざまなスキルのグループを招待する努力がなされています。

フェスティバルは学習の機会です。
新しいグループは経験のあるグループを見て学ぶことができ、その知識を持ち帰ることができます。
加えて、少年と若者が多くのグループに参加しており、中にはほとんどが若者で構成されているグループもあります。
このことは、若い世代へのゴゴ人のンゴマの伝承にも一役買っています。

チャムウィノ村のコミュニティは、フェスティバル参加者にサービスを提供して収益を得ています。
2013年のフェスティバルでは5000人の出席者と600人の出演者を迎えました。
フェスティバルに必要なものはすべてコミュニティから供給されています。

近年、ゴゴ人のンゴマを練習しているタンザニアの他地域や海外の人々のグループも増えています。
2014年にはザンジバルのダウ・カントリー・ミュージック・アカデミー(DCMA)のグループが出演、セミナーに参加し、タンザニアの海岸のンゴマとゴゴ人のンゴマを融合させました。
将来的にはタンザニアだけでなく、国際的にもより多くのンゴマを体験することを視野に入れています。
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ゴゴ人の、ゴゴ人による、ゴゴ人のためのお祭り。
ゴゴ人のンゴマを継承、拡散していこうというこのお祭りに参加できるという貴重な機会をもらって、
何をするのかはわからないけど、それも含めてワクワクドキドキ、楽しみにして出発したのでした。

珍道中のはじまりは、ダルエスサラームからバスで2時間ほどの町、バガモヨからスタートします。(C)

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揚げキャッサバ

キャッサバは、タンザニア国内ではトウモロコシ、コメ、ソルガムと並んでよく生産されている食糧のひとつです。
芋のままで朝ごはんや軽食に食べたり、粉にしたものをウガリにして食べたりされています。

芋のままで食べる場合、煮る、焼く、揚げるなど調理方法がいくつかありますが、
今回、一週間滞在したバガモヨで探し求めて食べたのは、揚げキャッサバでした。

加熱したキャッサバの食感は、ジャガイモよりもっちり歯ごたえがあります。
煮るとかぼちゃのようなポクポク感が高まり、焼くとジャガイモのようなホッコリ感が高まります。
また薄くスライスして揚げるとポテトチップスよりかなり固めのチップスになります。

が、芋のままを揚げると、外側はカリカリ、内側はホッコリモチモチの絶妙なハーモニーを奏でるのです。
そこへピリピリ(とうがらし)の効いたみずみずしいカチュンバリ(サラダ)を添えて食べると立派な朝ごはんになります。

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揚げキャッサバ屋さん

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揚げたてのアツアツにカチュンバリと塩をかけて、朝ごはん!

私は今回はじめて食べたのですが、タンザニアではチャパティと並んで一般的な「ザ・庶民の朝ごはん」のようです。
町を歩いて見つけたら、ぜひお試しください!!(C)

参考:
自給的作物研究 モザンビークとタンザニアにおけるキャッサバの生産・加工・流通・消費の現状と政策の課題
平成 2 2 年度 農林水産省補助事業 途上国支援のための基礎的情報整備事業(調査研究事業)
http://www.promarconsulting.com/site/wp-content/uploads/files/Cassava_Final_Report.pdf
(キャッサバの食べ方、加工品など写真がいっぱいでわかりやすいです!)

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タンザニアでエチオピア料理!

ダルエスサラーム滞在中はタンザニア人でごったがえす食堂や、ママたちの露天食堂などで、いわゆるローカルフードを食べることが多いですが、ダルエスサラームには中華料理、インド料理、タイ料理などなど各国料理のレストランもたくさんあります。

今回、エチオピア料理のレストランに行く機会があったので、ちょっとご紹介したいと思います!

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『Addis in Dar』というレストラン、まず驚くのはインテリアのおしゃれさ☆
階段をのぼってテラス席へ案内されるのですが、ランプのアレンジがすごくキレイで、エチオピア歌謡がかかり、スタッフの衣装もエチオピア風で統一され、入った瞬間からここがどこなのか忘れそうになりました。

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もちろんインジェラを食べるのですが、メニューには選びきれないくらいワット(シチュー)があります。
でも、ハーフサイズを頼むことができるので、少しずついろんな味を楽しむことが可能です。
料理がどどーんとでっかいトレイに乗って運ばれてくるのもインパクトあります。
パクパク食べてたら気付かないうちにお腹いっぱいになっていました。

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そして、エチオピアといえばコーヒー。
食後はせっかくなのでコーヒーセレモニーセットを注文してみました。
これも雰囲気たっぷりで、コーヒーもおいしい!おつまみにポップコーンもついてきました。

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また行きたいお店です!お店の情報は下記ホームページで確認できます。(C)
『Addis in Dar』
http://www.addisindar.com/


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ダルエスサラームは首都ではありません。

2016年7~8月のタンザニア滞在は、飛行機が到着するダルエスサラームではじまりました。
年々成長する都市、ダルエスサラームの2016年の様子を収めておきたいと思い、撮った写真をご紹介します。

今年の注目は何といっても「Mwendo Kasi (ムウェンド・カシ)」という、日本の地下鉄や市電のような存在のスピードバスが運行を始めたことですが、これはまた別の記事で。

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空港から都心部に向かう途中のタクシーで。
ぼんやり高層ビルが見えると「ああ、変わったなあ」と感じました。

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「Holiday Inn」からPosta方面を見たところ。
中国の建設会社が建設中のビルが手前に見えます。
奥にも、ビル、ビル、ビル・・・

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サモラ・アベニューも激変を遂げています。
これは電器店?携帯会社が大々的にプロモーションを行っていました。

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キガンボーニから対岸のキブコニ付近を眺めた図。
右方、頭でっかちな灯台ができたころは違和感を感じていたけど、なじんできたなと思う景色に周りが変わってきました。

どんどん変わっていくダルエスサラーム、それでも首都ではありません。
首都ドドマの首都としての開発はずっと遅れたままできています。
今年はマグフリ大統領が首都機能の移転を宣言したことで、ドドマ空港の整備なども進んでいるようです。
ダルエスサラームの進化は今後どうなるのか、まだまだ目が離せません。(C)


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