Ubuyu ウブユ



ザンジバル島でよく食べられているこの食べ物、何だと思いますか?

正解は、バオバブの実。
写真のウブユ(ubuyu)は、バオバブの実を甘く炊いて赤く色づけたもので、特に女性や子どもに大人気のおやつです。
ハート型の種の周りに落雁のような食感の実が付いていて、口の中で溶かして食べます。
甘酸っぱくて、少しピリッと辛味もある独特な味で、食べはじめると止まらなくなります。

ところがザンジバル島には、バオバブの木を見ることはほとんどありません。
ウブユの材料は、タンザニアの内陸部から運ばれてきます。私の訪れたドドマの村でも、バオバブの実を集めて大きな袋に詰め、出荷している姿が見られました。
ドドマでもバオバブの実は子どもの大好きなおやつですが、ザンジバルのように味付けはせず、そのままの真っ白な実を食べます。
そのままの実は、ザンジバルのものより酸味が強く、口溶けがよく、これもまた食べだすと止まりません。

ザンジバルのウブユの味付けは、スパイスの好きなザンジバルならでは。
みんなでウブユを分け合って、指や舌が真っ赤になるまで食べたことは、ザンジバルの日常ののんびりとした思い出のひとつです。(C)

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揚げキャッサバ

キャッサバは、タンザニア国内ではトウモロコシ、コメ、ソルガムと並んでよく生産されている食糧のひとつです。
芋のままで朝ごはんや軽食に食べたり、粉にしたものをウガリにして食べたりされています。

芋のままで食べる場合、煮る、焼く、揚げるなど調理方法がいくつかありますが、
今回、一週間滞在したバガモヨで探し求めて食べたのは、揚げキャッサバでした。

加熱したキャッサバの食感は、ジャガイモよりもっちり歯ごたえがあります。
煮るとかぼちゃのようなポクポク感が高まり、焼くとジャガイモのようなホッコリ感が高まります。
また薄くスライスして揚げるとポテトチップスよりかなり固めのチップスになります。

が、芋のままを揚げると、外側はカリカリ、内側はホッコリモチモチの絶妙なハーモニーを奏でるのです。
そこへピリピリ(とうがらし)の効いたみずみずしいカチュンバリ(サラダ)を添えて食べると立派な朝ごはんになります。

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揚げキャッサバ屋さん

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揚げたてのアツアツにカチュンバリと塩をかけて、朝ごはん!

私は今回はじめて食べたのですが、タンザニアではチャパティと並んで一般的な「ザ・庶民の朝ごはん」のようです。
町を歩いて見つけたら、ぜひお試しください!!(C)

参考:
自給的作物研究 モザンビークとタンザニアにおけるキャッサバの生産・加工・流通・消費の現状と政策の課題
平成 2 2 年度 農林水産省補助事業 途上国支援のための基礎的情報整備事業(調査研究事業)
http://www.promarconsulting.com/site/wp-content/uploads/files/Cassava_Final_Report.pdf
(キャッサバの食べ方、加工品など写真がいっぱいでわかりやすいです!)

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mayungu マユング

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今ごろの時期に収穫されるこの野菜、日本でも「ユウガオ」などと呼ばれ、カンピョウに加工したり、地域によってはそのまま料理に使われる野菜で、ゴゴ語では「マユング」、スワヒリ語では「マムムニャ」などと呼ばれている。私たちが滞在したドドマの村では、マユングが採れる時期はトウモロコシ粉の「ウガリ」に替わって立派な一食のごはんとして食卓に登場する。

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マユングは蒸して調理する。上の写真は、切ったマユングと少量の水の入った鍋にかぼちゃの葉などの大きな葉っぱでふたをし、その上から鍋をひっくり返してかぶせてある。
ちなみに村の台所は普通、家の隣に独立して建てられていて、3つ石のかまどに薪を焚いて料理をする。窓のない薄暗い台所の中で、ママたちは絶妙な火加減をキープして手際よく料理をする。

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できあがったマユング。食べるとほのかに葉っぱの香りが香ばしく、カボチャの煮つけのような、火を通したキュウリのような、とてもなめらかな食感だ。蒸しあがったまま食べたり、皮の部分を除き、実をつぶして皿に盛り、スプーンで食べることもある。収穫の喜びが食卓にも表れているようで、笑顔でこれを振舞われると、ついお腹いっぱい食べてしまう。(C)

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Urojo ウロジョ

ザンジバルは、タンザニア大陸部とは異なる独特の雰囲気を持っている。アラブやインドの要素がアフリカの要素と溶け込んでいて、そこへヨーロッパなどの人々が観光に訪れるから、ストーンタウンと呼ばれる旧市街にはいろんな言葉、いろんな顔、いろんな生活が行き交う。

そんなザンジバルだからこそ、料理にもいろんな料理がある。このページで順を追って紹介していくが、今日はその中から、おすすめ度ナンバーワンの軽食をご紹介!

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「Urojo ウロジョ」と呼ばれるこの食べ物、夕方になるとあちこちの屋台で売られる。昼間なら屋台ではなくお店で出しているところもあるが、モクモクの煙の中で焼かれる牛肉の串「Mshikaki ムシカキ」と、大鍋で揚げたフライドポテト「Chipsi チプスィ」、ウロジョのセットはやっぱりザンジバル屋台の定番だ。

ウロジョとは、とろみのあるソースの事で、辛味と酸味があってターメリックで黄色に色づいている。このソースを、「Mbatata バタタ」と呼ばれるジャガイモをゆでたもの、焼かれたムシカキ、豆でできたミートボールのような「bajia バジア」、マッシュポテトの天ぷらのような「kachori カチョリ」、サラダ、キャッサバチップスなどを入れたボウルにぶわっとかけたらできあがり!辛味と酸味は好みにより後から調節できる。

店により異なるが、これらを基本全部入れるものを「mix ミクスィ」といい、例えば500シリングなら500シリング分の具材を入れてくれる。もちろんトッピングをひとつずつ指定することも可能。このウロジョ、小腹が空いたときに最適の量なのだ。また、暑さで食欲がわかないときにも酸味と辛味が食欲をそそり、ぺろりと食べられたりする。

地元の人は、それぞれお気に入りの味のウロジョ屋台を見つけている。「あの店のピリピリ(辛味ソース)は絶妙だ」とか、「あそこは最近味が落ちた」とか、さながら日本のラーメン屋のようだ。そして、おいしいと評判のウロジョ屋台にはわざわざ車に乗って食べに来る人や、容器を持ってテイクアウトする人が次々訪れる。わたしも友人に薦められた評判のウロジョ屋台に通っていたが、屋台のお兄さんは忙しく立ち回っていて注文するのもひと苦労だ。開店から閉店までたったの約2時間!用意した具材がなくなったら閉店となるため、うっかりしていると食べ逃してしまう。

一度食べたら病みつきになること請けあい!日本に戻ってからもあの味を食べたくて何度も作ってみたが、本場の味にはかなわない。ザンジバルを訪れたら、まっさきに食べたい食べ物だ。(C)

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タンザニアの朝ごはん

タンザニアでは、朝ごはんを食べることを「チャイ(紅茶)を飲む」という。実際にチャイを飲みながらチャパティやマンダジを組み合わせて食べる人が多い。

朝ごはんの種類については、すべてを食べたわけではないので、「これがタンザニアの朝食だ!!」と言い切ることはできない。ここでは、私の食べたいくつかのメニューをご紹介します。

チャイ…「chai ya rangi」と「chai ya maziwa」があり、前者はストレートティーか、それにスパイスの入ったもの。後者はミルク入り。スパイスは地域によって、または人によって違う。おいしかったのはカルダモンや生姜の入ったもの。砂糖をたっぷり入れて飲むチャイは一日の元気をくれる。チャイの飲み方として面白いのは、カップ&ソーサーで出された時、カップになみなみと注がれソーサーにあふれたチャイを、「ずずっ」と飲むこと。猫舌の人はソーサーに移して冷ましながら飲む。

チャイに合わせるものとしてはチャパティ、マンダジ、バジアなどがある。

チャパティはたっぷりの油を使って焼くので、インドのチャパティとはまた違う。香ばしく焼けた生地を右手でちぎって食べるか、ちぎらずにくるくる巻いて食べる人もいる。

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マンダジは揚げパンのようなもの。「ドーナツ」や「サーターアンダギー」に似ているが、それほど甘くなく、人によってはそれをちぎって、マハラゲ(インゲン豆の塩煮)に浸して食べる。

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バジアはササゲ豆などを砕いてまとめた生地を揚げたもの。海岸に近い地域はインド文化の影響を受けた食べ物も多く存在し、このバジアもインドで見られる。

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ちなみに、インドから伝わったメニューで最もわかりやすいものは、サンブーサだ。

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今年は雨があまり降らず、現金収入に乏しい人も多く、ドドマの村では、これらの朝食だけで夜まで過ごす人もいた。

これ以外で私の大好きな朝食メニューは、バガモヨで食べた「ヒヨコマメの塩煮」、「クク(チキン)スープ」、ドドマの街で食べた「ムトーリ(甘くないバナナをつぶして、肉のスープで煮た、ポタージュスープみたいなもの。ライムとピリピリ(唐辛子)で好みの味に仕上げる)」、ザンジバルのパン「ボフロ」、フレッシュフルーツ・・・・などなど。

家の外側に作られたような、骨組みと目隠し布だけの小さな「食堂」で働くママたちも、朝の大事な風景だ。道端でバケツに入れたマンダジなどを売り歩いているママたちとの会話も楽しい。

すばらしい一日のための素敵な朝ごはん。(Y)

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定番ランチメニュー「ダガー」

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ダガー定食!!スプーンが添えられているが、「ウガリ」は手で食べないとおいしさが半減する。

ダルエスサラームに滞在中には必ず「ダガー」を食べる。「ダガー」はイワシの一種で、乾燥したものが市場で売られている。内陸部に行くと川魚が多いので、海の近くにいるときには慣れた海の魚がおいしい。
ダルエスサラームからダラダラ(公共バス)に乗って10分ほどの魚市場ではさまざまな魚が売られ、隣接の食堂では安くておいしいご飯が食べられる。
ダガーをひたすら素揚げしているコーナーへいって一つかみほどのダガーを買うと、新聞紙に包んでくれる。ピリピリソースをかけて食べると最高のおやつになる。
昼ごはんは地元のサラリーマンでにぎわっているご飯やさんで「ウガリ ナ ダガー」。タンザニア人の主食「ウガリ」と、「ダガー」のムチュズィ(トマトベースの煮込み)の組み合わせだ。このムチュズィは和風だしのきいたトマトシチューに近い。それに野菜炒めやマハラゲ(豆)などがつく。「ウガリ」を手で丸めてムチュズィにつけて食べる。
日本の煮干しで挑戦したこともあるが、少し味が薄いような気がした。
元気の出る食事の紹介でした。そのうちレシピを載せます。(Y)

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ザンジバルのjuisi(ジュース)事情

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ダルエスサラームからスピードボートで約2時間の離島、ザンジバルには数多くのフレッシュジュースが売られている。さとうきびジュース、マンゴージュース、パッションジュース、ナツメヤシジュースなど、歩いていればいたるところでジュース屋に出会う。
強い日差しに焼かれて干からびそうになった時には何よりの薬だ。

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さとうきびジュースは、専用の手まわし搾り機によって搾り出されたジュースに氷を足してグラスに入れてくれる。さとうきびの甘さが、ライムと生姜にきゅっと引きしめられていて、一気に飲み干してしまえるほどさわやかな味だ。
ナツメヤシジュースはスムージーのようなのどごしだ。上にのせられたナッツやスパイスが香り、高級なデザートのようにも思える。
ザンジバルには、飲酒が禁じられているイスラム教を信じる人が多く住んでいる。そのせいか、カンズー(イスラム教徒が着る白い服)を着てあごひげを蓄えたおじさんたちもよくフレッシュジュースを飲んでいる。なんだかかわいらしい光景だ。きっと皆さんお気に入りのお店があるのだろうな。(Y)

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ムレンダの謎

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ドドマ地方を旅していてよく口にする食べ物に「ムレンダ」という名前のものがある。
モロヘイヤに似た植物で、乾燥しきった大地に健気にも柔らかな緑の葉をのぞかせる。村の女性や子供たちは、からからの畑を歩いて、その葉を根元に近いふたばを残してつむのだ。持ち帰った葉は、生の状態で調理するものを残して、乾燥させる。むっとするような緑の濃いにおいが鼻に残る。

生の状態のものも、乾燥したものも調理方法は同じで、木製のウスに葉っぱ、生ピーナツを入れて砕き、熱した鍋に岩塩、水を入れて葉を加える。ぶくぶくと悪魔のように膨らむ濃緑の物体を、空気を抜きながら練っていく。先が錨型の木の棒はムレンダをかき混ぜる専用の道具のようだ。女性たちはこの道具を手品のようにくるくるとまわしながらムレンダを従えていく。

できあがったねばねばの物体はウガリ(トウモロコシの粉をお湯で練り上げたもの)につけて食べる。見た目よりずっとおいしいのだが、慣れるまで手がムレンダでべたべたになってしまう。見るからに葉緑素いっぱいで、とても体に良さそうである。

ドドマの街の郊外にある友人の家に遊びに行ったとき、「ムレンダ」といって出されたものにはオクラが入っていた。オクラには別の名前があるので、もしかしたら「ねばねばした食べ物」の総称が「ムレンダ」なのかもしれない。ということは、納豆も「ムレンダ」なのだろうか??

帰国後、写真と図鑑を見比べていると、村で食べた葉の「ムレンダ」は、モロヘイヤと葉っぱの形が異なっていた。モロヘイヤはシナノキ科である。「ムレンダ」の葉はシソ科のエゴマなどに似ている。日本で作る場合は、モロヘイヤで代用できそうである。なぜなら、モロヘイヤも十分ねばねばだから。(Y)

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